「俺たちに明日はない」
ラスト文字通り蜂の巣になって死んで行く実在した有名な "カップル強盗"
ボニー&クライドのアメリカンニューシネマ!
こぉ〜れはニューシネマの中でも有名な先駆的作品だったし、何しろアーサー・ペン監督
のタッチの恐さの洗礼を始めて受けたショックは大きかったですね。
ウォーレン・ビーティ演ずるボニーとフェイ・ダナウェイ演じるクライドとの出会いから強盗の
描写、また非情な手段を使ってでも必ず彼等を捕まえよう(殺そう?)とする警察の動きと
いい、実にビビットでリアルな迫力があって新鮮でした。
オレ的には予告編で観てしまっていたラストの蜂の巣シーンよりもジーン・ハックマン
が傷を負いながらも逃げて追い詰められる件が恐かった記憶があります。
この頃のアメリカ恐慌時代を舞台にした犯罪者の映画って「デリンジャー」とか「北国
の帝王」とかもそうでしたけど、犯罪者がヒーローの様に描かれていましたね。
今この時代に改めて観てみると、何かまた違った感慨を受けてしまうのかもしれませ
んね。