「オズの魔法使」
こ〜の総天然色で楽しい楽しい、それでいて教育的教訓が素晴らしいファンタジー
世界よ!
コレが作られたのって太平洋戦争が始まる前ですぜ!
どうしてこんなにも夢と希望に溢れ、誰もが口ずさむオーバーザ・レインボーが巷に流れ
出したその後に、あんな地獄の様な殺し合いをしなければならないのか……。
って脱線しましたけれど、コレがアメリカで戦前に作られていたのかと思うと、何かそんな
ことを思ってしまうのはやはり敗戦国としての感慨なんでしょうか。
それは同じく「風と共に去りぬ」に関しても思うところですけれど。
コレを観た時ハッとなったのは、その頃好きだった大林宣彦作品の多くがここからインス
ピレーションを受けたのではないか……というあの白黒にはじまり〜ファンタジーに入ると
カラーになって……という表現方法ですね。
「時をかける少女」や「転校生」もそうでした。
こ〜れは本当楽しい楽しい、今あらためて鮮明な画像で観ると、まさに"総天然色"の色鮮
やかさに驚かされる、戦前に作られた作品でした。
「虹の彼方に希望がある」って今も普通に歌いたくなるし(苦笑)今時ではむしろ虚しく
なるくらいですよねぇ。