「ロボ・コップ」

 これ公開当時は鉄鍋をかぶったようなあのキャラ見て「なんじゃこりゃ、ダサダサやなぁ」 なんて相手にしなかったんだけど、TV放映で観てビックリ!

 あのベタなコスチュームがリアルに見える世界観って……コレは凄いイマジネーション だと思う。

 将来犯罪はどんどん増えて、国家機関としての警察では収集しきれなくなり、警察は民 営化され、企業は瀕死の重傷を負った警察官をサイボーグ化する……ってなんだか「現実 の世界がこのまま進んで行ったらこうなりそう」でリアルな未来社会がコワイ。

 でもあらすじだけ聞くとなんだかベタなB級SFかなって感じなんだけど、全てはこの 監督ポール・バーホーベンの才能の成せるワザなのでしょうねぇ。良いです。

 本作を日本のアニメ「エイトマン」となぞらえて語る人がいましたけど、確かに重傷を 負った刑事がロボット人間に改造されるという発想はそのままですよね。

 でもエイトマンの場合は「変身」するということに結構重きを置かれてたかな。日本の ヒーロー物って仮面ライダーやウルトラマンもそうだけど「変身」することにこだわりが ある気がしますねぇ。



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