「ルパン三世 ルパンVS複製人間」
これ観ましたよ〜中学生の時(笑)記念すべきルパンの劇場用映画第一作!
二作目の「カリオストロの城」も人気だけれど、あちらは多分に宮崎テイスト。正統派ファンは迷わずこちらを最高傑作に上げていますね。
確かに原作ルパンに近いのは間違いなくこちらでしょう。
ルパン特有のあり得ないハードアクションもここでは凄くリアリティがあって手に汗握って見てたなぁ(苦笑)。
冒頭巨大トラックに追われて逃げる件、助かって三人でワハハハ……と笑うとことか凄く印象に残ってるな。あと下水道の中をヘリコプターが入って来ちゃうとか、これでもかこれでもかと出て来るマモーも良いです。最後のあの巨大な……はネタバレになりますね。
そーれと本作がカッコ良かったのはルパンと次元と五右衛門との関係が、今みたく仲良しじゃなくて、3人ともワルでクールなところ。次元と五右衛門は不二子のケツばっかし追い回してるルパンに愛想を尽かしてマジに対立し、3人バラバラになっちゃうのだ。
峰不二子のエッチ描写も初代ルパンを思わせるタッチがあってアダルトでしたね。
それと後半敵のあまりの巨大さにビビッた次元がルパンを止めるのを振り切って敵陣に乗り込むルパンとか、そんなハードボイルドなやり取りに痺れた。
あとテレビ放映の時は必ずカットされてるけど、マモーに捕まったルパンが頭で思ってることを覗かれるシーンで、エッチな描写や当時流行っていたお菓子のテレパッチとかが出て来たと思うんだけど、ああいうちょっとオゲレツでふざけた描写がまたルパンらしいと思ったなぁ。
近頃のルパンにはそう言う男の世界とかハードな展開が消えちゃってて、まるっきし子供向けみたくなっちゃってるのがコアなファンの方々には不満なのでしょうねぇ。
それは良くも悪くも「カリオストロ」の成功によって方向性を変えてしまった感はありますよねぇ。
またこの作品みたいなエッチでワルノリでハードボイルドなルパンを見せて欲しいですねぇ。そう言えば何年か前にハリウッドで実写ルパンをやるって噂があったけど、あれはどうなったのかな。