「サルバドル/遥かなる日々」

公開は前後するも「プラトーン」の前に作られたオリバー・ストーン作品。中南米っ てホント世界で一番危険なところみたいなイメージがある。一体何がどうなってんだか、政府 と軍隊が別々の勢力で、それにゲリラが加わったりして街中はいつも戦争してるみたい。走り くる戦車の場面とか、戦場の臨場感がスゴイ! コレを見るとやっぱりストーンの圧倒的な監 督力を痛感してしまう。機銃掃射してくる戦闘機に命をかけてカメラを向けるジョン・サべー ジは一世一代の演技を見せる! そしてあのなんとも痛烈なラスト! コレに比べれば「プラ トーン」には多分に感傷が含まれてるだけ甘い印象に思えてしまう。ここにストーンの原点が あるのかもしれないね。後の「天と地」「7月4日に生まれて」「JFK」等・・ストーンの 映画はいつも重量級で激しく、怒りに満ちているようだ。



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