「七年目の浮気」
コレ舞台劇の映画化なんだけど、面白い〜〜〜舞台を映画化したアメリカンコメディの中では
二ール・サイモンの作品群に負けない傑作だと思う。
いや〜こうしてみるとビリー・ワイルダーって本当数多くの傑作を残しているんですね。マリリ
ン・モンローって言うとまず「お熱いのがお好き」が一番みたいに言われてるけど、オレ的には
断然こっちです! ワイルダーの中でも「アパートの鍵貸します」より好きだな。
何と言う楽しさ! この中年男の哀れな可笑しさよ! このコラボレーションがもう堪らない!
そりゃ誰だって女房子供が留守の時にいきなり天井部屋からこんな金髪ボインのお姉ちゃん
が降りて来た日にゃあテンパリますよ(笑)
はちきれんばかりのモンローの魅力あったればこその楽しさですねぇ。
モンローと言えばその後私生活での数々の伝説や謎に満ちた死のこと等を思うと、あのモン
ローの代名詞みたいになってる地下鉄の風がスカートを巻き上げる場面は感慨が募って泣け
てくるくらいですよ。
アメリカって言う国は戦争のことや怖いこともいっぱいあるけれど、こう言う映画を作る国でも
あると言うことを思うと、ガキ大将みたく威張ってはいるけれど憎み切れないんですよ
ねぇ。ってちょっと次元が違うか(笑)