「死刑台のエレベーター 」
この映画の面白さが後の映画に与えた影響は計り知れないモノがあるでしょうね。
オレ等みたくこの映画の影響を受けて後に作られた作品を沢山観て育った世代に
は余り凄いとは感じないかもしれない。
けど、コレを作った当時監督のルイ・マルが25歳だったと思うとその発想の瑞
々しさ、物語展開の奇抜さと面白さには圧倒されるでしょう。
コレはきっと若いのに凄い、と言うよりは若さ故の発想だったんでしょうかねぇ。
因みにこの題名だけ聞くと勘違いしちゃうんだけれど、コレは死刑になる人が、
死刑台まで上がるのにエレベーターに乗る……っていうお話ではありません。
犯罪を犯して逃げなければならない人が、停電でエレベーターの中に閉じ込められ
ちゃって、このままだと捕まって死刑になっちゃう! っていうお話です。