「シンドバッド7回目の航海」
小学生の頃この映画を見たオドロキは20年後の「ジュラシック・パーク」の出現と同じくらい
だった。
着ぐるみ怪獣の円谷英二か人形アニメ怪獣のハリー・ハウゼンか、ってくらいのもんでした
ねぇ。子供だったのもあるけれど、観てる間は本物の動くバケモノたちを見てる様で本当に恐かったんで
すよ。怪獣のデザインもユニークで斬新でしたねぇ。
特に一つ目で頭に角が生えて、下半身は二本足なんだけど馬みたく蹄だという巨大なまさに「鬼た
ち」が浸透で、今でもホビーショップに行くと精巧なフィギアが展示してあって嬉しくなりますね(笑)
この作品題名に「7回目」ってあるけど、1回目からず〜っとシリーズで7本目と言う訳ではありません。
ハウゼンのシンドバッドシリーズは58年! の本作が第一作で次が73年の「黄金の航海」そして77
年の「虎の目大冒険」と続きます。
ちなみにオレは全部映画館で観ましたよ(自慢だぁ)このシリーズの特徴は大人のシンドバッドが主
人公(作品ごとに演じる役者が違う)でそれぞれ悪い魔法使いにかけられた魔法を解く為に冒険の航
海に出て、そこで怪物や魔法使いに操られているバケモノ等と戦うと言うモノ。
そこでハウゼンによって動かされる様々なクリーチャーたちが見モノで、本作では前記の鬼や恐竜、
剣を持って戦う骸骨、魔法をかけられて蛇と合体して実に奇怪な踊りをする女、頭が二つある巨大鷲、
等等……見せ場てんこ盛りで楽しいですよ〜♪
今でこそ伝説の人ハリー・ハウゼンですが、オレとしてはやっぱし初めて観た本作の印象が未だに
キョーレツですね。一つ目巨人の瞬きする目が忘れられません。