「死んでからの生き方」

無条件降伏委員会(2006年2月11日麻布区民センターホール)

アングラです・・・もう死語だと思ってる方、まだあるんですよ! こんなのが! ま〜ったくワケが分からない、 分からないのが美徳だとでも思ってるのでしょうか。そもそもアングラって言葉の意味は地面の下で世間には認められて いなくともその高い志を持って表現する・・・みたいなカッコ良い意味だったんだと思うけど、オレ等の世代でアングラ と言えば意味の分からないとにかく「ヘンな」感覚芝居。みたいなニュアンスだったなぁ。この舞台も勿論後者。オレ良くこう いう言い方するんだよね「アングラにアグラをかいてる」って。観客がどう思おうとお構いなし! 分からない方が悪いん だと言わんばかりの傲慢な押し付け芝居。でもそれが例えば唐十郎や野田秀樹みたく「分からなくとも強烈なアピールを 感じさせる」力があれば良しなんだけど、さしたるインパクトもなくた〜だのべつ幕なし続いて行く意味不明な展開には 退屈するのみ! 今回古い仲間からの御招待で観せて貰ったのであんまし悪いこと言う資格ないんだけど、自分たちだけ 満足してて良いのか? 観客はわざわざ電車に乗ってお金払って観に来るのだから、それ相応に楽しませなきゃ詐欺じゃ ないかな。こういう芝居する輩って人から何と言われようとも「ちっとも分かってねえな」って顔して、まるで分からな い方が悪いみたいな顔して悦に浸ってんだよな。あ〜ムカツク(笑)



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