「ソルジャー」
オレコレ大好きですね(笑)B級バンザイ! 楽しい楽しいSF宇宙劇画!
生まれた時から兵隊として戦うことだけを徹底的に教え込まれた人間たち「ソルジャー」は上官の命令には絶対服従する。
「走れ」と言われれば「止まれ」と言われるまでず〜っと走ってるし「休憩」時間はベッドに座ったままず〜っと黙ってじっとしてる。「こんなヤツいるかよ!」と突っ込みを入れたくなる。
彼等は兵隊と言う商品なんだけど、後に彼等よりもっと優秀な、産まれる前の遺伝子から操作されている「新型」のソルジャーが開発される。
主人公のカート・ラッセル(笑)は旧型ソルジャーなのだが、能力を比較する為に新型と戦えと命令され、敵役で新型のジェイソン・スコット・リー(笑)と戦うんだけど、そこで大怪我をしてしまい、戦士としてはもう使い物にならないと言うことで、ゴミの山にされてる惑星にポイと捨てられちゃう。
しかし無人と思われていたその星には昔不時着した人間たちが部落を形成して暮らしており、彼等にラッセルは助けられた。
そこへ新型のソルジャーたちが訓練の為にやって来て、人々の平和を脅かし、ソルジャーはたったひとり村の人々を守る為に戦いを挑む……。
面白い状況設定が出来ている映画って、出汁の効いたラーメンの様なモノですねぇ、全編から面白い空気がかもし出されて来ます。
何と言ってもカート・ラッセルのソルジャー振りが楽しい。それに敵役のトータス松本似のジェイソン・スコット・リーのこの憎憎しい魚顔! この人そもそも「ブルース・リー物語」のリー役で出て来たけど、主役顔じゃねぇんだよなぁ。本作はスッゴイ適役でしょう!
しかしてこの新型・旧型ソルジャー同士の戦いは燃える。昔のウォルター・ヒルに撮って欲しかったなぁ。
ん〜でもこのポール・アンダーソンと言う監督は後に「バイオハザード」や「エイリアンVSプレデター」等を撮る結構マニアには評判の監督なんですよね。