「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

 今回も少し斜に構えてたんだけど、オープニングのジャーンからしっかりエピソード7〜文字列が上がってくると胸が熱くなり涙が出てきた(笑)

 オレ的にゃ10年振りの新作というよりは旧三部作から30年振りの続編という感じだ。今回は全然面白くなかった新三部作を帳消しに出来るかどうかがポイントでした。

 なんと言っても旧三部作から引き継いだメカのカッコ良さは格別だ! その辺りもファンの心理をよくつかんでいて、サッとカメラがパンしたらファルコン号があったり! 飛び立つとおおー! と叫びたくなった。

 他にもエックスウィングやチューバッカの銃、ファルコンの照準機、ホログラムのゲームなど、30年も経ってるのにモデルチェンジしねぇのかよとも思たけど、旧三部作への愛が感じられてオールOK。

   ん〜でもやっぱCGのすばしっこすぎるファルコンや何か両翼の幅が狭いタイファイターはイマイチな感じだったけど、スターデストロイヤーは格別ですよ! 動く夜景みたいにどっしりした佇まいにはか、かっこいい……と痺れまくってしまった。艦橋の内部もマンマやし。

 だ〜けど生身の俳優さんたちには当然30年の時の流れがある訳で、ハンもレイアも、老けたなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜てことは自分もそれだけ老けてる訳で、何と時の流れは残酷なものですね。

 今回僕ら? 旧三部作世代としては大いに懐かしく少年時代に思いを馳せさせて貰った訳ですが、でももし初めて本作を観る若い観客としてはどうだったでしょうか?

 そもそもエピソード6はとっ散らかっていて、レイアもベイダーの娘だったってのはルークとハンとの三角関係を収束する為に取って付けたよな設定だったし。その続きで30年も経っているという本作は、よく考えて作ったなぁと思いましたが。

 ストーム・トルーパーって皆クローン人間でジャンゴ・フェットと同じ顔してる筈なのに、本作では貧しい村からスカウトしたみたいな設定になっていると思ったら。一応兵隊の隊長みたいなのが「だからクローンを使えと言ったのに」ってフォローを入れてたり。

 まず冒頭からアレヨアレヨとスピーディな展開は解かるのだけれど、メリハリがなく一本調子だ。旧三部作の様に、要所に人物の情緒を入れることをしないので、感情移入して一緒に物語を体験するということが出来ない。

 何よりも主人公をガッツリ一人に絞るべきだった。旧三部作がルーク・スカイウォーカーでガッツリだった様に。

 主演の女の子がすっごく良いのに、結局あの子はあの星で何を待っていたのか。帝国(ファーストなんとか?)を裏切った黒人君も、自分の生まれ育った村があんなされたらもっと大変なんじゃないのか、ここでもっと観客が物語を楽しむ発端としての感情移入をさせておくべきだ。

 そりゃハンやレイアが出て来るのは旧作ファンにはたまらんけれど、知らない人にとっては中途半端に尺取り過ぎて全体に物語が集約し切れない感じだ。

 ハンとレイアの息子だという黒頭巾君はヘタレかと思いきや思い切りましたけど、アレも旧作に思い入れがあってこそのサプライズでしたね。

 他にも冒頭に登場する名優マックス・フォン・シドーやラストのマーク・ハミル等、オッサン世代としては十二分に楽しかったのだけれど、し〜かしあの旧三部作をそれぞれ4回ずつは映画館に通って観た程の狂喜はもう無いですね。


リストに戻る