「スコア」
エドワード・ノートンとマーロン・ブランドとロバート・デニーロが共演と言う売り
のクライムサスペンス! でも結局ここでもデニーロが映画の全てを持って行ってしまう!
デニーロは「RONIN」ではジャン・レノと「15ミニッツ」ではエドワード・バーンズ
って若造と「ヒート」ではかのアル・パチーノとの共演と言う触れ込みの作品でも、ぜーんぶ
フタを開ければデニーロの為の作品になっていると言う凄さ! なんなんだろうと思うけど、
やっぱしその存在感がそうさせてしまうんでしょうね、貫禄が勝ってしまうと言うか、そもそも
自分が美味しいところを持って行く作品にしか出ない様にしているのか・・・この作品はとっ
ても面白いです。でもマーロン・ブランドはなんだかもう精彩を欠くと言うか、ただのデブと
言うか(失礼)まぁそもそもこの人って名優と謳われていたけれど、実はただのヘンな人だった
んじゃないかってオレは思う。確かに往年の「欲望と言う名の電車」とか「ゴッド・ファーザー」
は良いなと思うけど、後年の「ミズーリ・ブレイク」や「ドクターモローの島」とか見ると
名演と言うよりは怪演だったよねぇ。エドワード・ノートンはこう言う役を演らせると天下一
品だけれど、ストーリーを面白くさせても心情的に観客の気持ちをつかむ役周りでは無いよね
ぇ。やっぱりデニーロは凄いんだなぁと唸らせますね、ハイ。