「スリーパーズ」

この映画は後半の裁判になってからが見モノなのだ。子供の頃少年院でワル看守(ケビン・べーコン!)たちにホモ レイプされた恨みを持つ4人の少年たちが大人になって、その出来事は一生秘密にしておこうと約束し合うのだけれど、大 人になってギャングになっていたそのうちの2人がレストランで偶然見つけたケビン・ベーコンをその場で撃ち殺してしま う・・・仲間の一人のブラット・ピットは今は検事になっているのだが、かつての仲間であると言うことを隠して彼等を告 訴する立場で法廷に立ち、ワザと原告側が負ける様な展開に裁判を仕向けて行くノダ!・・。ケビン・ベーコンって俳優は 良い者も悪者も両方出来て個性的な上手い役者さんだよねぇ、ここでの暴力ホモ看守ブリも凄いです。少年を後ろ向きに立 たせて「もっと足広げろ〜」とか言って少年の悲鳴がワァー・・・って(笑)テレビじゃカットかなぁ。その後落ちぶれて かつて暴行した相手に見つかる場面とか、凄い芝居です。「フットルース」に感動した子供が見たらグレるだろうな(笑) んで後半裁判でワザと勝たせる被告側の弁護士がダスティン・ホフマンなんだけど、ここでの天下のダスティン・ホフマン はなんだかヨボヨボで無能な男の役柄で、全く良いところも見せ場らしい見せ場も全くない! しかし技術的には素晴らし い名演なんだと思うのだけれど、こんな凄い人がこんな役で・・・って驚かせるところがまた凄い役者さんなのかもしれな いねぇ・・。んで最後にブラピたちの恩師である神父役のロバート・デニーロが証言台に立って真実を述べると神に宣誓し た後に、果たしてブラピたちの願い通りの偽りの証言をするのかどうか・・って話になって行く。デニーロとホフマンの共 演って他にもあったっけ? これだけだとしたらこの配役での共演は実に勿体無い気がするな。それにしてもよく考えてみ たらこの二人の共演って凄いことだよなぁ・・・。この映画観たあと原作を読んだのだけれど、原作は上下巻で上巻は殆ど 彼等の育った街の様子、そこに住む人々やエピソード、彼等のワルガキ時代の描写が延々と描かれている。原作者からする とこの作品は自身が育った街や人々へのオマージュだった様な印象を受けたな。そゆ目で見ると映画のニュアンスももっと 深く理解出来るのかもしれないね。

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