「誰が為に鐘は鳴る」
この映画が作られたのは1943年という、まだ太平洋戦争の最中ですよ!
すっごい古い映画だけれど、最初の列車爆破のシーンとか凄い迫力!
ノーベル文学賞受賞のヘミングウェイの原作と寸分違わぬくらいはまり役のイングリッド・バーグマン & ゲーリー・クーパー!
原作を読んでも始終この二人の顔しか浮かんで来ませんからねぇ。
そ〜してこのラスト! こ〜れはもう殆ど寸分違わず! と言っていいくらい同じ感動でした。
まぁ欲を言えば映画は多分にラブロマンス的な要素が強調されているのに対し、ヘミングウェイの原作に描かれている山岳に隠れるゲリラ部隊の仲間内の葛藤や一触即発の殺し合い? 的な緊張感が映画にはあまり活かされていないことですかね。
昔の映画って今みたく最後に長いエンドロールとか流れずにすぐ『THE END』でジャジャーンって終わるじゃないですか、リバイバルで映画館で観た時、ラストでまだ号泣してるのにすぐジャジャーンて終わってパパッって電気が点いちゃうんだもの、泣き顔が恥かしくって走って出てきた記憶がある(笑)
ん〜でもこうゆう映画はやっぱり映画館でドッシリ腰を据えて見たいもんですやねぇ。んでも近頃は自宅でも皆さん大迫力の薄型テレビとかお持ちだから〜クリアーな画面で見直してみるのもまた良いのかもしれませんねぇ。
し〜かしこの1943年製作のこの大スケール! 美談美女の繰り広げる歴史ロマン! 美しい音楽っ! 本当昔の映画には夢があったなぁと(オヤジなってますね)