「ターミネーター2」
コレはもう、言わずもがなですけどね。見てない人もそういないでしょう。面白かったですねぇ! オレはコレ初日に観て、興奮冷めやらず翌日もまた観に行ってしまったと言う(笑)唯一の作品でした。
あのオープニングのバイクチェイス! ズンズン腹に響く音楽! 余りのカッコ良さに身体中が痺れまくった! 映画館で観たいですね。家で見るならサラウンドが欲しいですねぇ。まるで一筆書きの様な全編一気に駆け抜ける疾走感! 追う者と追われる者の抜き差しならぬ理由が大前提としてドーンとあるので全部のアクションに熱くなれますね。
遣りあう敵同士のあまりある程の説得力! シュワルツネッガー万万歳! アメリカンバイクにまたがってウィンチェスターライフルを片手で回転させるスタイルはジョン・ウェイン。肩から機関銃を提げて警官隊を掃射する姿はターザンの様。強くて、逞しく筋骨隆々はアメリカが好む昔からのヒーロー像なんだろうな。
あの第一作で恐怖の象徴だったターミネーターが今回善玉に回ると言う興奮! そして前作よりも数倍パワーアップした呆れる程の悪玉! コレこそがエンタテイメントの極地ですね。
ターミネーターの発想って、って思えば「ウエストワールド」に「猿の惑星」的な未来観をミックスさせたバリエーションだと思ってたけど、本作は追って来るロボットに対して逃げるのもロボットと言うところがミソですねぇ。もしかしてあの不気味なガンマンロボットのユル・ブリンナーとシュワちゃんターミネーターの戦いが見れたらオモロイのになぁ、と夢のカードを想像してしまった。
このシリーズ第一作は制作費が安かったので、金が無くても面白いモノを作りたい、と言う情熱が産んだアイデアに満ちていました。それが今回は堂々たる大作として湯水の様に金をかけられる様になった。こうなると概してふやけた詰まらない作品になってしまうとこなんだけど、コレは前作のスピリッツを損なうことなく莫大な制作費を上手くかして最大級の娯楽作品に仕上げましたねぇ。
大好きです。と言う訳で第3作から後は無かったことにしましょう(笑)。