「サンダーバード6号」
楽しい楽しいサンダーバード! 小さい頃どれくらいプラモデルを作ったことか! 今でも売っているんです
よーそれも結構良い値段で高いんです。小さい頃夢中になってた大人がまた買うんでしょうね。オレもオモチャ屋に行
って見つけるとついつい手に取っちゃう、あ〜これ持ってたなぁ〜って(笑)今CGを駆使したリメイク版やってるけ
ど、サンダーバードは人形劇じゃなきゃサンダーバードじゃねえぞう! こ
れってあくまで人形だから良かったんだよな。メカや特撮も技術は勿論だけれどどちらかと言うと円谷英二と同じくセ
ンスで見せるところに見所があった! 1号や2号が着陸する際にただ降りて来るんじゃなくてブシューッってちゃん
とジェットを噴射しながら降りてくる描写とか随所にこだわりがあって、それが言い知れぬ独特のリアルな世界を作っ
ていた。この作品は「6号」って言うのがミソで、サンダーバードに詳しい方は国際救助隊の救助メカは5号までしか
無いことをご存知でしょう、それが6号、と言うことは国際救助隊の6番目の新メカが登場するのか! 一体どんなな
んだろう・・と言う興味が沸くハズなのですが・・・それがどんな6号なのかは見てのお楽しみ(笑)この作品もそう
だけど、サンダーバードの世界は決して子供向きなどと侮ることなかれ、大人が見ても引き込まれて手に汗握る立派な
パニックスペクタクルが展開されるのです。これも面白かった。確か巨大な豪華旅客機が墜落の危機になって国際救助
隊が必死に食い止める展開だったと思うけど、目を見張る様なカメラアングルやCGでは出せないミニチュアならでは
の巨大感や質感に時々ハッとさせられるシーンがあります。時々手のアップになるといきなり本物の人間の手が出てき
たりするのはご愛嬌(笑)ですが、本当に楽しめて第一級のエンターテイメントと言っておきましょう。