「ザ・ディープ」 (77米)

 懐かしいですね。「ジョーズ」の原作者とかの「ブリット」や「マーティの戦い」の名将ピーター・イエーツの監督作品なんですが、前出の作品の様な男の執念や骨太のアクションは無かったですね。一流のキャストとスタッフが楽しんで作った海洋冒険モノと言う様な印象です。

 なんせキャストは若き日のニック・ノルティ! ジャクリーン・ビセット(皆が言ってる濡れTシャツ姿!)それに男の中の男ロバート・ショウ! 音楽のジョン・バリー! ……って凄いんだけど、で〜も正直あんまし印象に残ってもいないんだよなぁ……そう思うとなんだか勿体無い作品でしたね、今思い出してもウツボが一番恐かったことくらいっきゃ思い出せないや(笑)。

 楽しい映画だったとは思うんですけどねぇ。やっぱし思い出すのはキャスト・スタッフの充実振りのせいなんでしょうか。ピーター・イエーツ監督独特の「男の執念」とか「乾いたタッチ」とか全く感じさせませんでしたね。言われなきゃ誰が監督だか分かんないくらいだったかもしれませんねぇ。おっとあんまし偉大なる監督にケチ付けてちゃいけませんよね(苦笑)。



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