「トップガン」
まぁまぁ懐かしいですねぇ。86年作だからもう25年も前になるんですね。
当時まだ東西冷戦の最中なのに、空軍を舞台にこ〜んな脳天気な映画を作って
しまうなんて、アメリカらしいと言うのか……。
しかしこ〜のトム・クルーズのカッコ良かったことよ! その後の活躍は皆さんご承知の通り
ですけど、やっぱしコレが決定的でしたよねぇ。当時同じ世代のエミリオ・エステベスとか
ロブ・ロウとかC・トーマス・ハウエル とかが同年代のイケメングループみたく言われていた
けど、本作でトム・クルーズが突出しましたねぇ。
本作には他にもトムのライバルで "アイスマン" 役のバル・キルマーとか、その奥さん役で
メグ・ライアンとかも出てたことにず〜っと後から気付きました。
今じゃもうこんな「カッコ良きゃ良いじゃん!」みたいに軍隊の映画なんて観れないけれど、
当時はもう単純に嫉妬するくらいカッコ良かったですよねぇ。
主人公のちょっとイケてる練習生が年上の女教官と恋をして、憎らしいライバルがいて、訓練
中の事故で友達を失って、それでも立ち直って頑張ってお終い。
こ〜のアホらしいくらい単純なストーリーの中に、夕陽の中を走るバイクとか、この頃流行だ
った全編にポップミュージックが流れるサウンド・トラックとか、何処を取ってもスタイリッ
シュでカッコ良いムードに溢れてました。
あの威勢の良いテーマ曲は当時よく目覚まし代わりに流してましたよ(笑)監督のトニー・ス
コットのこの雰囲気先にアリキなタッチも完成されていましたね。
それとアメリカ空軍が全面協力したと言うジェット戦闘機や航空母艦のシーンは凄かったですねぇ。
まるでロックン・ロールで踊る様に繰り広げられるジェット戦闘機の空中バトル! 早口で喋り倒
しながら操縦するパイロット!
実はかのリチャード・ギアの「迎えに行く映画」原点である「愛と青春の旅立ち」の時も空軍の
話だったのに協力を要請しても断られて、でも公開されると飛躍的に空軍志願者が増えたので、本
作には全面的に協力して貰ったのだとか。