「トワイライトゾーン 超次元の体験」
これはむか〜しあった60年代のアメリカ版ウルトラQみたいなテレビ番組を83年に劇場
用映画としてリメイクした物で、全4話構成のオムニバス。スピルバーグを筆頭に当時活躍していた4
人の監督「マッドマックス」のジョージ・ミラー「ブルース・ブラザース」のジョン・ランディス「グ
レムリン」のジョー・ダンテがそれぞれにファンタスティックな物語を展開しました。監督作として特
に注目したのは何と言ってもジョージ・ミラーで、確かハリウッドに進出した第一作じゃなかったかな。
ここで飛行中のジェットの翼につかまって食べてる(笑)バケモノは実はグレムリンの変身した姿だったとか。
ここでのミラー演出はマッドマックス的なエゲツなさを遺憾なく発揮されて、その後の
活躍を期待してたけど、他のハリウッドに進出した気鋭の監督と同じくその後は「イースト
ウィックの魔女たち」はともかく、ブタの「ベイブ」とか最近はペンギンが踊る「ハッピーフィート」
だとかお子ちゃまテイストに走ってるとこが残念ですねぇ。本来そゆのが好きだったんかな? オレと
してはまたマックスみたいなド迫力肉弾戦みたいの見たいですねぇ。アメリカのがよっぽど暴力の国
なんだから〜って希望は叶わないかな……。それと、本作のジョン・ランディス編で主演していたかの
「コンバット」のサンダース軍曹役だったビック・モローは撮影中にヘリコプターが頭上から落下し
て、確か下にいた子供たちを庇おうとして亡くなったと言うことでした。見る度に合掌しちゃいますねぇ。