「ツイスター」

 これは面白かった! 概してフルCGが見せ場の作品って「マトリックス」とか「ロードオブ…」とか禄なことが無いんだけど、これはなかなか見れない自然の驚異のドキュメンタリー映像を観てる様な迫力があって、本当に楽しかった。

 ドラマ無し! 理屈無し! ストーリー単純! 逆に見世物に徹した潔さと言っておこうか。

 コレは何故かと思ったんだけど、「パーフェクト・ストーム」もそうだったけど、CGでもSFや怪獣でなく使い方をリアルな自然現象の描写に限った物ってのは面白いのかもしれないね。

 それも最初っから理屈抜きに見せてくれた方が良い。同じ自然モノでも「ダンテズ・ピーク」はなかなか火山が爆発しないで退屈だった。

 監督のヤン・デボンもこういう内容の無い物の方が向いてるのではないかな(失礼!)と思った。「ホーンテッド」とかクソつまんなかったもんねぇ……。

 本作も公開時には「ドラマが無い」とか言われてたけど、やっぱしヘタに理屈をこねた想像の世界じゃないから面白かったのかな。

 生きてる牛が飛ぶ! トレーラーが飛ぶ! 全くこのタツマキの物凄き描写は血沸き肉踊る一大イベントであった! いつもと言うことが違うと言われそうだけど(笑)このCG作品は本当に楽しかった! 

 関係ないけど最初に吹っ飛んでったお父さん、蓋から手を放せば良かったんじゃないかと思った。



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