「海街diary」
いや〜コレはいいですよ。オレ的には是枝監督の中ではダントツにコレですね♪
疑似ドキュメントに徹してた「誰も知らない」に始まって、段々フィクションの要素が入ってきて「そして父になる」の次がコレなんですね。
ドキュメントタッチとフィクションがちょーど良いサジ加減でと〜っても心地よく心を揺すられる映画でした。
本作の映画評に「これといって特別な事件が起こるわけでもなく……」というのがあったけど、いやいや広瀬すずさん演じる異母妹の心に凄く葛藤がありますよ。それがあまり喋らないのに伝わってくる。と〜っても情感に溢れた映画でした。
漫画が原作だそうですが、四姉妹物って日本の「細雪」や洋画の「若草物語」等名作が多いんですかね、この映画は小津安二郎やイングマール・ベルイマンの描く家族物を彷彿とさせるテイストもあって、とても気品を感じさせます。
舞台となる鎌倉の海の美しさにも驚かされました。