「鷲は舞いおりた」
ヒョエーこれをやってくれますか。なっつかしいですねぇ。60〜70年代当時「ナバロンの
要塞」や「大脱走」等、ナチスドイツと言えば悪者で、善玉連合軍との戦いを描いた戦争映画が娯楽
として成立していた。子供の頃僕らはタミヤのミリタリーシリーズをアメリカ軍は善玉。ドイツ軍は
悪玉として戦争ごっこしていた。そんな時ですよ、コレの衝撃は。米=英合作映画でありながら主役
はドイツ軍の大佐率いる暗殺舞台で、イギリスにパラシュート降下してチャーチル暗殺を謀ると言う
物語。こ〜のドイツ軍大佐を演じたマイケル・ケインのカッコ良いことよ! 子供にとって悪者の
象徴であったドイツ軍の制服がこんなにもカッコ良く見えた映画は他に無い。暗殺計画の為に敵の軍服
を着るにも、誇りの為にその下にドイツの軍服の上からでなければ着ないと言って、それが思いもよ
らぬところで窮地に立たされるきっかけとなる。面白かったですねぇ〜カッコ良かったですねぇ。こ〜の
軍人として誇り高き男らしさの美学は監督ジョン・スタージェスの真骨頂と言うところか。戦争映画
には珍しいラロ・シフリンの音楽に乗って飛行機から部隊がパラシュート降下を始めた時にゃ興奮の
るつぼでした。戦争時は敵国だった米英が敵側の部隊の活躍を映画化して、ひとつのヒーロー像を描いて
いると言うところは、戦勝国の余裕と言うか、映画の面白さと言うか、何だか不思議でした。
コレ観たの高校時代に友達と三人でねぇ(確か佐藤と加藤かな)何処でだったかなぁ。
名画座でスタローンのサッカーのと二本立てだったんだよなぁ。