「私の中のもうひとりの私」

ウディ・アレンが出演せずに監督に専念してる作品。ウディ・アレンの自作自演の作品は独特の楽しさとウィ ットがあって面白いんだけど、出演していない作品はどちらかと言うとシリアスにじっと人間を見つめた味わい深い作 品が多いですね。「セプテンバー」とか「インテリア」とか、特に大人の恋や中年期を迎えた人生の心情が表現されて て興味深く見ましたね。まだ若いうちから大人の世界を疑似体験して考えたり出来るのが映画の素晴らしさですねぇ。 離婚したり、恋人が出来たり、裏切られたり、子供がグレちゃったり・・・人生ってきっと上手く行かないことの方が 多いですよね、でもそんな中に素敵な出会いもあったり・・・アレンの視線は本当に静かに見つめて、静かな音楽と心 に響く様なモノローグとか、良いですよねぇ・・・この作品、主演のジーナ・ローランズ勿論なんだけど、ジーン・ハ ックマンが、こう言う人が抑えたナチュラルな芝居をすると本当に自然で味わい深くて、こういうのを本当の実力と言 うのかもしれませんね。



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