「ウォーターワールド」(95米)

 ハリウッドが湯水の様に金をかけて贅沢に製作した大スケールな冒険ファンタジー。

 まるで宮崎駿の世界観を実写にした様な、日本じゃ絶対作れない映画……なんだけど突っ込みどころも満載で、ガソリンが無いので皆で手漕ぎしてるタンカーとか、でも水上バイクみたいのは走ってるし……せっかくの莫大な制作費も絢爛たる世界観も勿体無い気がした。

 マンガとしてもちょっとケビン・コスナーのエエカッコしぃ振りが鼻についてスピリッツ的に不満が残りましたね。悪役のデニス・ホッパーが一番プリティで楽しかった♪
 目ン玉が取れちゃうのってコレだったっけ?

 あ、あとコスナーが自分をエサにして大きな魚捕まえたりすんのもちょっと楽しかったかな。オシッコを濾して飲んじゃうのとかも。あと海上で撃ちまくる凄いマシンガンみたいのが印象に残ったかな。

 ラストに一人カッコ良く去って行くケビン・コスナーがまるで日活アクションヒーローみたいで……そんなにカッコ付けたいんならゴム長靴でも履いてギターでも弾いてろや! と言いたくなってしまった。



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