「ワンダーウーマン」

 マーベルコミック? とDCコミック? の区別も分からない私は、バットマンとアイアンマン以後のいっぱい出て来るややこしいヤツとか全く観ていません。

 ワンダーウーマンって、昔テレビでやってたグルグル回ると爆発して変身するリンダ・カーター? 版のチープだったの思い出して、ぜんっぜん観る気なかったのだけれど、今回久々にこの手の観たら、いやはやその本気度には恐れ入りました。この絵空事に莫大な製作費を掛けて、大勢の優秀なスタッフたちがマジで作っているのが凄い。

 そもそもワンダーウーマンてコスチュームのイメージから宇宙人絡みかと思ってました。彼女の育ったアマゾンてのも熱帯雨林じゃなくて、神話に出てくる女性の楽園だったんですね。まずは前半のアマゾネスの描写の見事なことよ! 島にそびえる山や滝、全部スラリとしたお姉ちゃんたちのコスチュームから暮らしぶり、戦闘訓練に励んでいる華麗なアクション。もうここでエエッと見入ってしまった。

 そ〜してまた第一次世界大戦という時代設定を忠実に再現することで、そこに現れるキャンペーンガールみたいなワンダーウーマンをリアルに見せるという力技の凄さはどうですか!

 イギリスへ渡ったウーマンが戦争の最前線へ来て、楯を構えて敵の攻撃の前へ踏み出して行くと胸が熱くなって泣けた(笑)こんなに乗れるとは思ってもみなかったので驚きました。

 そうして終盤へ掛けてウーマンの宿命やラスボスも現れるに及び、壮絶なアクションと葛藤を見事に盛り上げましたね! いや〜楽しんでしまった(笑)。



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