「ザナドゥ」
いやぁ〜懐かしい懐かしい、当時超人気だったオリビア・ニュートンジョンのプロモ映画
みたいな作品でした。相手役のマイケル・ベックはかのウォルター・ヒル「ウォーリアーズ」で
超カッコ良いクールなストリート・キッズだったのに、ここではなんだか好青年で、ミュー
ジカルだのに歌いもしません。
この頃新しかったポップなミュージカルって「グリース」に始まって? その後「フットルース」と
か、ポップな唄と踊りで見せるんだけどストーリーは至って単純、悪く言うと大味で他愛もあ
りません(失礼)ひたすらにオリビアの唄と踊りの魅力が全てな作品でしたね。テーマ曲や
「マジック」は勿論だけれど、途中神様? に向かって一人切々と恋心を歌うナンバーが大
好きですね。
それと後半ザナドゥと言うディスコ(音楽の宮殿?)を作ろうとして彼等と協力する初老の男
として登場するのがかの往年のミュージカルスター、ジーン・ケリーだ! そう「雨に唄えば」で
ずぶ濡れになって狂喜乱舞したあの彼がオリビアとコラボレートして一緒に歌い踊る姿はさ
すがに見事。往年のファンの方なら懐かしくて泣けてきちゃうんじゃないかな。全編に流
れるオリビアの唄が素晴らしくって、今も時々サントラを聞いてる楽しい映画でした。