わが家にPowerMacがやってきた!!(2)

野戦病院(笑)

赤坂から,大学のぼくの机までの所要時間は,だいたい1時間半。そこまで,重い重い8100を抱えて歩くのですから,もうヘロヘロ。んで,その机というのが,もうとんでもないちらかりようです。恥ずかしいですが,公開します。

1998年7月末の自分の机の画像

こんな机に8100はとてもとても置けません。他人の机で作業開始です。(^^;)

解剖検査

最初にとりかかったのは,もちろん8100を「ばらす」ことです。分解は修理の基本です。予習のおかげで,分解はスムーズに進みました。(^^)

前の持ち主(会社での8100のオペレータ)にはあまり大事にされていなかったようで,外も中も傷だらけです。とにかく外せるものは全部外し,電装部以外は洗剤で丸洗い。その間に電気部品をチェックします。その構成は以下のとおり。

全体にほこりが激しく,吹いて落とすにもひと苦労でした。メモリはもう一度付け直しです。メモリのゆるみで起動しないこともあっていいはずですので...。あとの心当たりは,HDD,コンデンサ,そして電池です。

勝利の日

まず,洗える部分は丸洗いして,その間に電池を交換。新しめのMacだと,ボード上の電池の電圧が下がると起動さえしない,という有名なトラブルがありますよね。丸洗いした部分を乾かして,組み立て直します。そして,キーボードとディスプレイを繋ぎ,パワーオン!…

『…!』

初代PowerMacintoshだけの特権,ギター(?)のサンプリングの心地よい音が響きます。成功です!\(^o^)/

8100/80設置後の自分の机の画像

その後,この8100は,ぼくの学位論文執筆,G3化を経て,論文発表準備などに大活躍してくれました。1999年の初日の出は,この8100とともに過ごしました。

1999年の初日の出の画像
1999年の初日

初日を浴びる8100の画像
初日を浴びる8100


後日談

その後,この8100/80は,1999年11月まで使いました。その後2000年大みそかまで実家で余生を過ごし,解体されました。1999年7月現在の設置状況は,こんな感じでした。(2001年2月)

1997年7月の設置状況