一番電車から青森まで

8月24日

前回同様,早朝に寮を出て,寮から尾久駅まで歩きます。今回は夏服なので,荷物はかなり少なめです。楽。若干雲は残りますが,東北方面は台風一過の晴れの模様です。

尾久駅前
尾久駅。夏の日の出は早い。

6時大宮到着。新幹線まで時間があるので,在来線ホームをうろうろすると,金沢発上野着の寝台特急・北陸号が到着しました。車両(14系寝台客車)は,もうぼろぼろ。惨めの一言です。

新幹線に乗り込み,コンタクトを入れようとしたら…眼鏡のねじが飛んでしまっていました…。どこかで直してもらわないといけないんですが,竜飛岬に眼鏡店はないでしょうし…函館到着までは,何かがあってもコンタクトを外せません。困った。

盛岡からはつかり号。新幹線八戸延伸工事は着々と進んでいます。どうやら二戸にも新幹線駅ができるようですね。


10時半頃,青森着。函館行き快速・海峡号の乗り継ぎまで30分あります。ここで,また旧連絡船乗り換え口から,八甲田丸を眺めます。

快速海峡5号函館行,11時08分発

連絡船に替わって青函間を結んでいる快速・海峡号は,特急用座席客車(14系座席車)と,普通列車用客車のグレードアップ版(50系客車5000番台)の2種類の編成で運転されています。今回当たったのは,普通列車用客車。この客車,旧型客車(銀河鉄道999に出てくる客車を想像していただければ,だいたい当たっています)の置き換え用に作られたんですが,いまのローカル輸送では客車は不利なため続々と廃止され,最後の砦だった北九州でも,電車とディーゼルカーに置き換えられることが決まっています。大編成の普通客車が見られるのは,もうここ・津軽海峡線だけになってしまいました。…海峡号とて,夏の観光シーズンだから大編成になっているだけで,普段は指定席込みで3両編成。本州側の通学客からは不評なのですが,管理担当がJR北海道なので,本州側の不満は届かないようです。

上に書いた通り,元が普通列車用とはいえ,海峡号用客車はいくつかグレードアップされています。一つは,座席車の窓が開かず,代わりにはめ殺しの高窓が入っていること。これには,北海道側で風光明媚な区間を走ることも関係あるんでしょう。一つは,座席がボックスシートから,初期の東海道新幹線(0系)の普通車から取り外したであろう転換クロスシートになっていること。最後に,塗色が赤から青になっていること。

0系座席転用車 国鉄灰皿
この座席の形,見覚えありませんか?灰皿も。


最後の違いは…今年はJR北海道のキャンペーンで,機関車も含めて全車ドラえもんでラッピングされていること(苦笑)。こんな感じです。ドラづくし,どうぞ。ドラえもんカーは,アニメ上映ビデオとおねえさんがいる,キッズルーム。そりゃ,トンネルばっかり続いちゃ,小さい子は退屈だもんなぁ。

ドラえもん機関車
ドラえもん50系1 ドラえもん50系2
ドラえもんカー 天井ステッカー・のび太
ドラづくし。


ぼくが乗り込むのは,「海底駅見学者専用」の指定席。青函トンネルの本州側・北海道側の出口近くには,見学者専用の駅があり,見学には指定券が必要なのです。

海底駅見学専用車案内

11時08分,海峡号は青森駅を出発しました。