十字架


セカンドユニットに,いわゆる「おとなの都合」がはっきり見え始めたのって,初代「ミニモニ。」が,矢口さん・辻さん・加護さんの3人ではなく,なぜかミカちゃんを加えた4人でCDデビューすることになったあたりからなのではないか,という認識をぼくは持っています。身長は公称150cmぎりぎりだし,他の3人から比べたら,むちむちのプロポーションが違和感ありまくりのミカちゃん。これが大人の都合でなくて,何と言えましょう!小学館グループからの支援,という,目に見えやすい「おとなの都合」を見せつけられ,「ハロモニ。」での3人時代のコーナーの世界(ぼくはSPでしか見ていませんが)を夢見たファンのみなさんは失望したことと思います。(そもそも「ミニモニ。」というグループそのものや,辻加護が娘。オーディションに合格したことそのものが好みでない,というパターンもありますが…。)

強引ですが,昨年秋からの改編。これも,別の意味での「おとなの都合」ですね。「5期にチャンスを与える」,「柴田さんを推す」,「アヤカさんに場を与える」…この都合のために身を引かざるを得なかった飯田さん・矢口さんは,確かに痛々しかった。これがきっかけでファンを卒業したり,お姉さん組の行く末を見届けるためだけにファンを続け,先の変化には対応しない「メンテナンスモード」に入るファンの方も確かに多かった。それは「アリ」でしょう。…けれど,事務所の経営陣相手ならともかく,残されたメンバーや,その「都合」でチャンスをもらったメンバーに対して嫌悪をあらわにしないとやりきれないほどのすさんだ怒りって,いったい何なのでしょうか?当事者である飯田さんでさえ,辞令以来避けていたこんにいに向き合う決心をしてくれたというのに…。(夏先生「変身革命」の対談より。あれはぼくにも救いでした。)

そして,ネット上でのアンチファンの怖さを骨身に染みて知っている(自ら知ろうとしている)であろう矢口さんは,自分が割りを喰った立場であるにもかかわらず,それでチャンスをもらった上,おとなのミスで余計なアンチファンを背負ってしまった新垣さんを徹底的に推している。その矢口さんが,2代目「ミニモニ。」については,辻加護よりも高橋さんよりも,ミカちゃんのことを心配している。…この状況,似ていませんか?矢口さんのミカちゃんへの心配事って,職場での関係や辻加護のしつけ,高橋さんのなじみ具合といったことよりも,きまじめなミカちゃんが,これまでも「おとなの都合」の十字架を背負わされてきたというのに,更に強まるアンチファンからの容赦ない攻撃に耐えられるか,ということなんじゃないか,とぼくは思っています。

参戦はさいたまだけですが…ぼくは目を背けません。2代目「ミニモニ。」を受け入れたいから。そして,ハロプロ内のカバー曲レパートリーが尽きてしまったという「ココナッツ娘。」からも。

ちょっとへこんだ夜に:2003.04.08