長期不定期掲載
ATTACK CONへの長い道
〜または自虐的模型製作日記〜



2005年3月18日 金曜日

ミニスケ好きの間でよく話題になるけど完成品をあまり見ないATTACK製品。
駄キット好きの私としては気になる存在だったのですが1/72だし、なによりもミニスケにあるまじき価格ってことで 模型屋さんの半額コーナーにながらく置きっぱなしになっているのを知りつつ、スルーしておりました。
(半額ってもフジミWAの3倍ですからね)

しかしここへきてチチャーイモケイノカイさん主催で 「ATTACK CON」開催の告知があり、面白そうな内容だったので まだあの模型屋さんにあったら参加してみようかな、と(まだこの時は)軽い気持ちでのぞいてみたら・・・
あったんですな。幸か不幸か(きっと不幸)3号突撃砲F型が。

F型は大好きな3突の中でも一番好きな型でいつかフジミのD型をベースに作りたいと思っていましたから、 ちょっと高いけどちょうどいいかと。
で、家に帰って箱を開けてみると・・
しばしボーゼン。頭が真っ白になってしまいました。
これほんとに作るのかよ
悪夢じゃ
この40年間のプラモの進歩とは一体なんだったのか。
エアフィックスは40年後の未来を先取りしていたのか、イヤ逆だ。

まあ詳しい内容はこの後だんだんと明らかになるでありましょう。
こういう場合は目をつぶって素組みでさくっと作ってしまうのが常道ですが、素組みでも楽ができるという わけでもなさそうだし、第一コンペの主旨にも反する(笑)のでまあどこまでできるか限界に挑戦するつもりで やってみましょうか。
その方が読み物としても面白そうだし。
完成する確立は自分的には50%くらいですが。
(ト予防線ヲハッテミル)

年末までの長丁場ですが私の悪戦苦闘ぶりを笑ってやってください。

2005年3月27日 日曜日


てことでまず資料準備。
私はできるだけ図面を用意することにしています。
資料本の図面は大抵1/35で描かれているのでそれを縮小コピーしますが、すぐに1/72に縮小してしまうのは 早計というもので当のキットが
正しく1/72になっているかどうかわかりませんから。
キットの転輪の軸間と戦闘室の横幅を測って48%でちょうどいいようです。(割りと正確でした)

も一つ立体資料(笑)としてタミヤ1/48のB型を購入。
コラムのコーナーで2回に渡って1/48を応援してきた私ですがこのMMVシリーズの戦車を買ったのは実は 初めて。
あれだけ雑誌とかで取り上げられるとわざわざ自分で作る必要もないし。
でも2〜3言いたいこともあるし作らないことには何もコメントできないなってことでこの際買ってみました。
う〜む、これがATTACKよりも安いというのは不条理だ。

ここで早速新しい事実を発見。
転輪の配置って左右対称じゃないんですね。
初めて知りました。さすが最新キットだ。
うぅぅ〜困った。

2005年4月10日 日曜日


いつものように小物からってことでマズルブレーキあたりを。
う〜ん、形とろけてます。
最近ではスライド金型を使って側面だけでなく、正面の砲口まで開いてるキットもあるということだが。
(そういうキットは持ってないんだけどね。)

普通にドリルで開けると丸い穴になってしまうので小さめのドリルでちょっとずつ均等に掘っていき、 最後に角ヤスリで仕上げ。
穴を開けても元がとろけているのでイマイチ。

2005年4月17日 日曜日


転輪です。
ゴムふちが薄くて実感がないなぁ。
しかもなぜかセンターキャップのモールドがないし。
実際、以前エアフィックス3突の時に作ったマッチボックスを型取りした転輪、 あれをまた使うのが一番簡単なんですけどね。
3台分くらい作りましたし。

しかし今回の主旨からしてなるべくキットのパーツを使うべきでしょうねぇ。
コンペでなくても、キットのできが悪いからといって原形が分からないくらい弄り倒してしまうのは 野暮というもので、メーカーの味を残しつつ、ツボを押さえた工作をしたいものです。
その口が言うかって感じですけど理想としてはそうなんですよ。

ということでとりあえず穴開けてみました。
センターキャップは型取りにて追加する予定。

2005年4月24日 日曜日


一応、日記と銘うってるんで毎日は無理でも週一回くらいは書きたいと思ってるんですが、毎週の更新 というのは結構しんどいです。

さて今回は起動輪のスプロケットの成形。
ミニスケでこのスプロケットがちゃんとしてるキットというのは案外少ないですね。
思い切って台形にすると雰囲気良くなります。

遅々とした歩みですが、千里の道も一歩からと。
締め切りまであと8ヶ月。

2005年4月30日 土曜日


昨日から黄金週間に入りました。
オトナモデラーとしてはなにかと雑事が多く、製作に集中できないのが痛いところ、 と言いながら模型作ってますが(汗)

前回に引き続き、起動輪です。
6箇所の穴の形状が全然似てないので、丸ヤスリで広げつつ成形。
全体にのっぺりした印象なので、外周のボルトを伸ばしランナーで追加しました。
大分それらしくなったかな。

2005年5月22日 日曜日


実物の戦車と違いプラモというのは金型に溶けた樹脂を流し込んで作りますので、 その製法の違いによってどうしても再現しきれないよころができてしまいます。
で、そういうところを修正してやるのがスケールモデルを弄る際の1つの要点となるわけで、 その代表が抜きテーパーというやつです。

T-34みたいにもともと斜面でできている車体などは問題になりませんが、金型の合わせ面に対して 高さのある部品、このキットでいうと砲身基部や妨盾などは目立つ所だけにちょっと気になります。

まずしっかり平行、直角がでるように部品を削り込み、寸法がショートしたらプラ板を貼って調整。
この順序を逆にすると削っているうちにせっかく貼ったプラ板がなくなったりしてしまいます。

妨盾根元のプレートは角Rが大きすぎるのでプラ板で自作という安易な道を選択してしまいました。
この部品、正しくは妨盾に対して斜めに取り付きます。
この辺もエアフィックスはちゃんと再現していて、私がエア好きなのもこういう基本がしっかりしている からなんです。



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