‘AIRFIX MATILDA HEDGEHOG’



「24時間素組みニスケコン」参加作品。
キットパーツしか使っちゃダメというある意味きつーいルールなので一応戦略を考えました。

素組みでネックになるのがまず履帯。
転輪から浮き上がるのは絶対避けたいので、いつもは金属線で押さえるという昔ながらの(しかしもっとも確実な)方法をとるのですが、それができないとなると・・・そうだ、履帯が見えない戦車にしてしまえ。
というわけで選んだのがこのマチルダ・ヘッジホッグとフジミのバレンタイン
組立て履帯のフジミ タイガーIとかスターリンとかも考えたのですが、かなり今さらだし、イギリス戦車くらいがちょうどいいかなと(何がちょうどいいんだかよく分らないけど)

さてこのマチルダ、新生エアフィックスの赤箱新製品です。
古いマチルダにロケットランチャー部品を追加しただけなのですが、侮るなかれプロポーションはご覧の通り。
少ない部品で複雑な足回りを巧みに表現しておりパーツの合いも良く、「愛すべき小品」という言葉がぴったりの好キットでした。
ただし各部に目立つヒケがあるので丁寧に埋めてやるのと砲塔と一体成形になっているフック等の根元を削り込んで後づけ風にしてやるとさらにいいでしょう。
ちょっとしたことですが、効果ありますよ。

ずらっと並んだ参加作品を見て思うのは、プラモって素組みで十分だなということ。
それなら難しく考えないでチャッチャカ手を動かして1つでも多く完成の喜びを味わった方がキットも自分も(ついでにメーカーも)ハッピーというもの。
とか言いながら手の込んだ作品を見ると、やっぱりこれだな、って思っちゃうんですけど(苦笑)

(2010/1)