5月2日(土) 自宅 3:20 → S君宅 → 4:20 K氏宅 → 7:30 菅沼茶屋 8:20 → 13:15 奧白根山頂 → 14:00 座禅山付近で昼食 14:45 → 16:45 菅沼茶屋 → 17:20 ペンション・カレンズ
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山頂を見上げる |
尾瀬沼まで燧岳を見に行く
5月3日(日) ペンション・カレンズ 9:00 → 10:10 大清水駐車場 → 11:00 一ノ瀬休憩所 → 12:10 三平峠 → 12:30 尾瀬沼 13:30 → 14:50 一ノ瀬休憩所 → 15:47 大清水駐車場 → 17:30 ペンション・カレンズ
この日は尾瀬沼までハイキングすることにした。宿から鎌田まで下り、国道401号線を北上し、1時間ちょっとで大清水に着いた。水芭蕉見物の観光客で溢れていた。道端の田圃のような所に水芭蕉が咲いている。尾瀬山中の道なき湿原を訪ね、せせらぎに咲き誇る水芭蕉を見てきた私には、ここに咲いている水芭蕉はいかにも貧相に見えた。
大勢の観光客に交じって一ノ瀬に向かう。一ノ瀬を過ぎると山道になり観光客は減った。所々に雪が出てきた。学生時代の冬合宿でスキーにシールを着けて登ったコースである。この辺にテントを張ったななどと昔を偲びながら登る。木道もあり、緩やかな登りだから楽だ。三平峠が近付くと一面の雪野原になった。
峠に着くと木の間から意外に近く燧岳が見えた。峠からはスキーのパスガングの要領で靴を交互に滑らせながら下った。三平峠から尾瀬沼湖畔への道ほど楽しい峠道は他に思い浮かばない。
尾瀬沼は全面氷結していた。正面に聳える燧岳は雪を被って神々しいまでに美しい。木陰で眼前の風景を観賞しつつ食事をした。
帰りはポカポカ陽気になり、もう春だった。途中国道120号沿いにあった温泉施設の露天風呂でゆったりと湯に浸かった。
ペンションに戻り、この日はアルザスワインのボトルを開けて乾杯した。思わぬ雪の多さでKさん、S君を奧白根山山頂まで案内することができなかったのは残念だった。それでも両氏がアイゼンを着けて雪山を登ったことや、燧岳の雄姿に感動したことを楽しそうに話していたことは多少の救いではあった。
翌朝、窓の外を見ると大粒の雪が舞っていたので驚いた。ペンションオーナー自慢の手作りパンとブルーベリージャムの朝食をゆっくり味わってから、渋滞に捲き込まれないように早めに帰ることにした。車の上に積もった5センチほどの湿った雪を払い出発した。鎌田辺りで雪が雨になり、沼田からは晴れ間も出てきた。関東平野に出ると五月晴れだった。
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尾瀬沼から燧岳を見る |
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