前夜,いつもの仕事から帰ったはいいものの,疲れで荷造りができませんでした。とりあえずは眠る。目が覚めたのは,未明の3時。4時に目覚ましをかけておいたんで,「まあちょうどいいか」と。荷造りを始めると…新調したカメラバッグだけでかばんの半分が埋まっちゃいました。俺,仕事しに行くんじゃなかったのか?久々のフィールドアクセスに備えて充電しておいたSigmarion(IIじゃないけど)とPHSもかばんに。そう。Sigmarionに"Marron"と名前を付けました。ちっちゃいから。常用機のMacには"Melon"。なんたってマザーシップですから。そして最近買ったサブ機のショップDOS/Vには"Tron"。最新で賢いから。
ヲタきしょっ!>(^◇^〜)
このページと,別ページの日記の両方に「出かけてきます」と書き残し,Macをシャットダウン。4時45分にアパートを出ます。普段は,JRを使うときは尾久駅から上野駅に出るんですが,尾久発上野行きの一番電車は6時過ぎ。これじゃ朝一番の,「のぞみ1号」には間に合いません。しかたなく,田端駅まで歩きます。延々20分。東京駅には5時半ちょっと前に到着。みどりの窓口が開くのが5時半なので,それをねらって座り込む帰省客をかきわけて,新幹線当日分の券売機へ。…のぞみ号は全席満席。初日の仕事は,9時半現地入りなので,のぞみ号でないと間に合いません。仕方がないので,屈辱の立席券。デッキに座り込みでごじゃいます。
正直,蒸し暑くてしんどいものでした。
9時半,汗だくで目的地の大学へ。が,目的地はキャンパスから2kmほど離れた場所。そっちの方が駅から近かったのに…炎天下を歩き回ったあげくタクシーを使ってなお遅刻。まさに屈辱。客先でなくてほんとよかった…。講演会だったんですが,演題は全部英語。聞く分には困らないからいいんですけど,帰ってから出張報告書を作るのに困らないように,必死こいてメモ。まぁ,これも,秋にやって来た人事異動で見事に無駄になるんですが(笑)。もちろんその頃は,そんなことは知る由もありません。
で,夕方,一度三宮へ出ました。ここで帰りの寝台特急のチケットを確保。トイレでカジュアルに着替え,いい加減へたってきた革靴をくずかごに捨て(!),荷物をロッカーに入れ,いよいよ夜の摩耶山へ向かいます。残念ながら,その日の三宮は降ったり止んだりのぐずついた空模様。摩耶山のケーブルは,阪神大震災以来の休業から,2001年に復活。夜景目当てなら六甲山よりも摩耶山だ,ということで,勇んで乗り込みます。
再開にあたって,化粧直しされたケーブルカー。
当日は,山上の寺で大祭がある,ということで,平日だというのにぼちぼちとお客さんが。ケーブルとロープウェイを乗り継ぎ,山頂に到着。夏の暑い夜なのに,景色は非常に澄んでいました。参拝客の方に言わせると,夏場で景色が澄んで見えるのは年に数回しかないんだそうで。来て良かった。
夕方のけぶった空気が嘘のような,澄んだ夜景。
摩耶山から戻り,風呂を探します。繁華街にサウナがあるのを見つけたので,そこへ向かいます。が…客引きの兄ちゃんに「荷物持ちましょか」って言われてもなぁ。こっちはケツが決まってんだよ!抜いている体力なんてねぇんだよ!汗を流して,脱いだ服と仕事関係の荷物(と部屋の鍵…ん!?)を宅配便で送り返し,臨時夜行快速「ムーンライト九州」に乗り込みます。これがなかなか眠れないんですよ…三宮発が22時半。最初は,毎週聴いているラジオが地元局でも流れているんで,それを聴いていました。…ええ,もちろん「ロマンティック浮かれモード」の音源解禁が目当てでしたとも!「ムーンライト九州」は客車列車なので,電車やディーゼル車とちがってラジオは聴きやすい方です。日付がそれでも,列車が西へ向かうに連れて聞きづらくなってきました。そこからはiPodで,いろいろと聴きました。長距離移動の時って,ふだんはなかなか通して聴かないアルバムがちゃんと聴けるんで,それもまたいいですね。今回は,「赤い鳥ゴールデンベスト」と,松浦亜弥「ファーストKISS」。結局フォーク系とそっち系(どっちじゃ!)に行く自分。あぁ。
普段,ぼくは横を向いて入眠するくせがあるんですが…それをやっちゃいました。座席車で。おかげで,道中ずっと首が鈍く痛んでいました。睡眠は異様に浅かったように思います。14系座席車でしたから,シートはリクライニングしてくれるんですが,そこはやっぱり30歳。18きっぷを使ってはいても,体力的にはどうしようもありません。昔165系電車の直角シートで平気で眠っていたようにはいかないもんです…。