1999年4月を振り返る

いろんなひとがいる

おくればせながら,4月より社会人となりました。ほんとはフリーライティングで仕事のはなしをするのはあんまりよくないんですが....他を見る余裕があんまりなかったんで,4月は仕事の話にします。

4月のうちは,いわゆる研修でほとんど消化されてしまうので,実際の仕事とは全く違う世界を経験することになりま した。就職先がメーカーであり,そのため,製造,開発,販売,スタッフ,と,いろんな専門と目的を持った同期と知り合うことができました。

最初の一週間は,班行動での共同作業。メンバーをガンガン引っ張っていこう,というタイプ,自己主張に慣れていないタイプ,自分の持ち場に徹してコツコツやるタイプ....それこそいろんなひとがいました。自分は一番ジジイだったこともあり,調停役に。『共通の基盤がないひとたちが集まって,仕事という共通の基盤を作り上げていく』と言葉で書くと簡単ですが,実際やってみるとものすごく難しいものですね。研修担当の思うつぼ,という気もしますが,本当に勉強になりました。こういう『思うつぼ』にはありがたくはまっておかないといけません。

次の2週間は,工場での実習。工場にいろんなひとがいるのは当たり前なので,ここでも同期の話です。工場地帯では,車が無いと通勤さえままなりません。なので研修生はタクシー通勤(お大尽というわけではありません)。タクシーに分乗するにも,とにかく人数がけっこういるので,朝の短時間で混乱が無いようにきちっと整理しておかないと大変なことになってしまいます。まさか,たかがタクシーでさえ頭を使ってきっちり使わないといけないだなんて....。ヘンな視点かも知れませんが,ここでも社会人の大変さを感じたのでした。

そして,4月最終週。いよいよ配属先に出勤。ほかの民間企業にくらべて,えらく短い実習が終わりました。仕事が基礎研究,ということもあって,ゴールデンウィークまでの間は,ひたすら学術論文を読みあさる毎日。学生時代と変わらないような気もしますが,そこは社会人。お給料をいただいている以上,妥協はできません。が,いつまでそう思っていられるか....。(^^;)

そして歓迎会。学生時代に,栄養剤とカップ麺の日々を送ったツケもあって,肝臓を弱らせていたので,配属先での健康診断が済むまで禁酒していました。ついに飲みたいだけ飲める日がやってきました。\(^o^)/

来月,おいしいお酒が飲めるでしょうか?