嗚呼,華の大障害(1)

雨の中山…

4/15の土曜日,いつものように神田で語学研修を終えると,ぼくは上野から京成線で東中山へ向かいました。JRA中山競馬場は,JR船橋法典駅から徒歩10分くらい,またはJR・営団地下鉄西船橋駅,京成東中山駅からバスで10分くらいのところにあります。いままで京成で中山へ行ったことがなかったので,今回は京成で。都県境を越えたとたんに,急に景色がさびしくなります。東中山からバスに乗って,ようやく久々の中山競馬場に着きました。

入場門
入場門

門の入り口に並んでいるシートは,翌16日に行われた皐月賞を観るための行列です。が,きょうのぼくには,ま〜ったく関係ありません。興味なし。(・_・)その証拠に,今回は,中山グランドジャンプ以外の競走では賭けておりません。

それより,看板の皐月賞の左側に書いてある"NAKAYAMA GRAND JUMP"の方がお目当てです。ここで,入場料(200円)を払い,場内へ入ります。ちなみに,競馬場への入場そのものに年齢などの制限はありません。勝馬投票券を買う(=賭ける)には,20歳以上かつ学生・生徒でないという制限があります。ので,繁華街にある場外投票券売り場(JRAのはWINSといいますね)には未成年者と学生は立ち入り禁止です。賭けるためだけの場所である場外売り場と,ライブ観戦の場でもある競馬場との違いでしょうか?

長丁場

この日はしとしと,春の霧雨。ふつうに馬券を買ってレースを観るだけであれば,屋根の下でも用が足りるんですが,今回はそうもいきません。コースを見て下さい。これは中山競馬場全体を上から見たようすです。

コース1
当日のレーシングプログラムより。

観戦席で屋根があるのはゴール前のまっすぐな部分(スタンド)だけ。障害競走では,ゴール以外では,競走馬はエメラルド色の部分を走ります。障害競走をより楽しく観るには,ゴール前ではなく茶色いトラックの内側(内馬場)に行くに限ります。

エメラルド色のトラックが,大きな輪と8の字型の小さな輪に別れているのに気づきましたか?8の字型のコースは,年にたった2度しか使いません。それが,12月の中山大障害と,今回の中山グランドジャンプなのです。そのため,8の字が交差している部分を,「大障害コース」と呼びます。

では,ここを競走馬がどのように走るかというと…。

コース2
同じく当日のレーシングプログラムより。

丸囲みの数字の場所には,ジャンプせねばならない障害物(生け垣,竹柵,水濠)があります。四角囲みの場所は,急なアップダウン(バンケット)。この8の字コースを回り,外周を回って最後にスタンド前でゴールするまで,その距離4100m(執筆当時)。当時の日本の競馬で,一番長い距離を走る競走です。障害を飛ばない競走(平地競走)で有名な長距離レースといえば,京都競馬場で行われる春の天皇賞ですが,これは3200m。日本最長距離の平地競走でも3600m(ステイヤーズステークス)ですから,長さは尋常ではありません。タフなレースです。

ぼくは,マル6の障害(大竹柵)の前で,雨をしのいでスタートを待ちます。



用語
皐月賞
3歳の国内生まれの馬(2001年現在。去勢馬不可)の日本一を決める3大レースの第1弾。皐月賞,日本ダービー,菊花賞と合わせて,牡馬(ぼば・オス馬)三冠と呼ばれます。(牝馬(ひんば・メス馬)には牝馬限定の三冠戦があります)