6月14日19時,調理スタート。生米と牛乳をひたすら煮込みます。ちょうど牛乳粥をつくる要領です。20分もすると,粘り気が出てきます。煮詰まる牛乳からにおい立つ,あの独特の香り。牛乳嫌いにはたまらなくいやな臭いでしょう…って,のんちゃん,牛乳嫌いなんじゃんか!?大丈夫か,おい!?
が…ここで問題が発生。何時間煮込んでも,牛乳を足そうが,水を足そうが,かき混ぜようが,なかなか米粒がなくならないんです。試しにザルで濾してみると,まだこんなに粒が残っています。
仕方がないので,残っている米粒を,さっきのザルで裏ごしすることにしました。これで,つぶつぶ感はなくなることでしょう。この時点で,砂糖を10g加えます。
ようやっとつぶつぶ感から開放され,なめらかな牛乳糊状態になってきました。が…煮詰める匂いはホットミルクそのもの。こんな牛乳臭いものを,のんちゃんの御前にお備えするわけにはいきません。バニラエッセンス登場…でも勝てません。本当は,米フィリングは白で行きたかったんですが,やむを得ません。フィリングに抹茶を入れ,牛乳の臭いをつぶすことにしました。
煮詰めただけのものは,ペースト状になったとはいえ,重ね塗りをするにはまだゆるい状態です。そこで,これを一旦冷ました後で全卵1個を加え,電子レンジで加熱します(500W3分)。すると,卵のおかげで,このような,塗っても水気の出にくいふわふわのフィリングになりました。
この抹茶ペーストと,米(ポップライス)とを合わせて,お茶漬けっぽくしよう,と考えました。試しに練ってみると…。
うぎゃ〜っ!…何だか,最近流行のコラージュ画像みたいに見えてきました。ので,この案はボツ。食べてみても,ポップライスのぽりぽり感が台なし。まずいことになりました。
抹茶といえば小倉でしょ…ということで,ようかんと合わせてみました。が…水ようかんだと簡単にくずれてしまいました。やむを得ず,店に駆け込み,ゆであずきを買ってきて,合わせることにしました。これなら,「抹茶蒸しパン」とかでよく見る組み合わせですから,そんなにグロくも見えないでしょう。ちなみに,この時点で,6月14日22時。