吹雪の青森

11時青森着。雪はゆるんだり吹雪いたり。何とか撮影はできそう。

青森駅に着く485系はつかり号
青森駅名標

駅名標。JR東日本形式。

駅名標が新しくなっています。駅のアナウンスも自動音声に。さらに,発車ベルも,JR東日本のよくあるやつ。昔の「ぁおもり〜」って肉声のアナウンスを期待していたのに…。(「あ」が弱勢,「おもり」は平坦に発音。字で表現するのは難しい…。)


最初に行ったのは,乗り換え通路。ここは,元々青函連絡船の桟橋への連絡通路でした。桟橋方面には板が打ち付けられていました。昔は,ここに向かって早い便の席取りのために多くの人たちが殺到したのに…。(昔の乗り換え階段(画像直リンク))

乗り換え口

ホームから乗り換え専用連絡通路を臨む。

目隠しされた,かつての連絡船乗換口

乗り換え専用連絡通路。右方向の目隠しの先が,かつての連絡船桟橋通路。

除雪

この乗り換え口からは,青森港方面に向かって,操車場跡が伸びています。目下除雪作業中。


で,お目当ての八甲田丸は,元の連絡船桟橋のうちの1つを使って保存されています。はつかり号が到着した1番ホームからすぐ右側に見えています。

ホームから八甲田丸

奥に見える黄色い船が八甲田丸。手前のものは,貨車を積み込むときに使っていた可動桟橋。


改札を出て,まずは八甲田丸まで。訪れるひとが少ないのが災い,八甲田丸まで道無き道を進むことになりました。周りはひとかげまばら。記念館としての経営がきつい,っていうのは本当なのかも知れません。

八甲田丸への道なき道

とにかく雪深い…。

東京の羊蹄丸と違って,現役時代の面影をかなり大事にしていたのがうれしかったです。船の周りには,「津軽海峡冬景色」歌碑やら,廃車両を使った休憩所やらがあるんですが,何せ雪深いもので,近づくこともできませんでした。(夏に再訪した休憩所はこちら。


船内は,現役時代の設備をほぼ残しつつ,一部を展示スペースに改装していました。ブリッジに入れるだけでなく,寝台室,無線室,船長室,さらにエンジンや車輌甲板(貨車を船で運ぶためのスペース)まで見学できます。マニヤにはたまらないんですけど…記念館として成功させることを考えると,難しいのかも知れませんね。

ブリッジから港を臨む

ブリッジから見た青森港。クズじゃなくて雪です。


八甲田丸を後にして,港を歩いてみました。試しに青森ベイブリッジの歩道に上がってみたら,階段のところでもう雪中行軍状態。登り終わると…車道の除雪でせいいっぱいだったようで,歩道は雪山。こんなとこあるいたら即死間違いなし!(苦笑)あきらめて,自分の足跡をたどって降りる。ベイブリッジのたもとのプレハブに人だかりが。行ってみると,競輪の場外車券売り場でした。(^^;)

雪がとれたら,また来てみようと思います。立ち入り禁止区域やら,入ると生きては帰れない場所(笑)などなど…青森市は,札幌や他の東北の県庁所在地と比べても,一番雪深い県庁所在地なんだそうで…。

ベイブリッジ

青森ベイブリッジ。


昼飯。寿司屋を探して歩いたらもう14時過ぎ。無理を言って,イワシ天丼のランチを出してもらう。1000円。揚げたてで肉厚のいわしの竜田揚げが乗ったミニ丼と握りが4かん,それにサラダに澄まし汁のセット。握りでもいわしを食べてみたくなって,追加でいわしとほたてを2かん。1600円なり。駅前市場も再開発が進み,公共施設との複合ビルが完成し,店舗の引っ越しを待つだけ,という様子でした。
15時。指定席を取った列車まではまだ1時間半。中途半端。三内丸山に行くにはもう帰りのバスがないし,もう一度八甲田丸を撮るにも断続的に吹雪くんじゃさっきとかわらない。…というわけで,開店間もない漫画喫茶でメールチェック。(笑)

…まったく,青森に来てまでこれかいな。(^^;)