チチブのおでん缶といえば、秋葉原・チチブデンキを思い浮かべるのが普通です。が……これを買ったのは、チチブはチチブでも、本物のチチブ。埼玉県秩父市荒川・秩父鉄道武州中川駅そばのよろず屋に行ってきたのです。
なぜ、秋葉原のチチブで済むものを、わざわざリアルチチブまで(しかも旧荒川村まで入って!)買いに行ったのか……それは、『聖地探訪』のためです。ここは、桜井賢さんのご実家が営むお店で、『アル中』で桜井推しのカミさんにとっては、「聖地」ということになります。ハロプロファンで例えれば、北海道に行って、紺野さんや藤本さんのご実家のお店で飲食してくるようなものです……って、こういう例えでいいのでしょうか(^^;。カミさんは何度か行っているようですが、ぼくも行ってみたいということにして、二人で立ち寄りました。(わけあって、ぼくらの東京暮らしはもう長くありません。なので、行きやすいうちにもう一度連れていってやりたかったのです。)
お店の中では、ずっと洋楽がかかっています。そして、店内の3分の1はファン向けの特製酒とグッズ。それを除けば、ふつうの田舎のよろず屋でした。が……その「ファングッズだらけ」っていうのが、最初は疑問でした。事務所公式ならともかく、実家限定グッズなんてものがあるなんて、ぼくには信じられない世界です(笑)。そんなんで、地元の本来のお客さんは迷惑しないのかなぁ、と。……けれど、酒が中心のお店で、今日日の田舎町で仕事が成り立っているんですから、メインは恐らく配達なのでしょう。余計な心配ですが(^^;。それにしても、どうして「こてんぐのおでん缶」が品揃えしてあるんでしょうね。まさか、最初に書いた「チチブ」つながりってだけじゃ……?
カミさんは、21日の大宮公演に付けていくためのリストバンドを買って行きました。ぼくはぼくで、いくつかお土産を買って帰りました。カミさんのよると、その時のお店番は、桜井さんのお母様だったそうです。お店に立つと、老けないのでしょう。声が若いお方でした。
もちろん、『聖地探訪』だけが目的だったわけじゃありませんよ。本当の目的は、秩父で鉄分と紅葉を補給してくることでした。パレオエクスプレスや旧国鉄101系電車、上長瀞での紅葉ライトアップや霧煙る三峯神社とダム道路……見どころはいっぱいありました。これで晴れていればなぁ。
これに味を占めたのか、カミさんは雑誌で見た「小村井でオムライスを食う」のをやってみたい、と言い出しました。もちろん、本当の狙いは、坂崎幸之助さんのご実家のお店なんですが……(^^;。