当たり前じゃないこと
11月頃、車で久々に「パラディノメ」をかけました。その時、はてなハイクに、こんなことを書きました。
元気に育児しているといいな。
例の訃報を知ったのは、その2週間後。辻さんちののあちゃんの情報が(主に杉浦さんの公式日記から?)続々と伝わるのに、飯田さんの件は、今回の訃報までまるで伝わらない。ぼくは、『杉浦さんと違って、飯田さんのご主人は引退済だからなぁ……』と暢気に考えていました。が、現実は、想像よりはるかに厳しいものでした。なんて残酷なことを書いてしまったんだろう。
産婦人科を取り巻く環境が激烈になっている、とききますが、裏を返せば、昔なら「出産をあきらめないと母体が命を落とす」とされたケースが、医療の進化と現場の努力で減った結果だと解釈しています。30年以上前にぼくを産んだ母の世代はもちろん、10年近く前に姪を産んだ姉の世代と比較しても、いまの、辻さん・飯田さん・カミさんの世代は恵まれています。それでも、子供か母体が助からないケースや、産まれてくるのがやっとの重病を負っているケースもある。理屈ではわかっていても、それが飯田さんに降り掛かるとはなぁ。職場復帰そのものは歓迎なんですが……複雑な心境です。
我が子の健康は、決して当たり前なことではない。それは覚えていないといけません。そして、それが我が身に降り掛かった時、飯田さんのように再び立ち上がれるか……。