お待ちかね?久々の電脳散財日記です。
この秋、自宅のとなり部屋に引っ越してこられた方が、うちよりも強力な無線ルータを設置したのを、わがMac miniの無線アンテナが捕らえました。それ以来、うちの無線環境はいっきに悪化。対抗策ではありませんが、わが家も無線ルータを更新しました。これは家計費から出してもらえたからいいんです。が、そのとき、ぼくはMac OS X 10.5も買ってしまったのです。そこからが、散財ラッシュの始まりです。OSを含めて、4万円はつぎ込んだんでしょうか……考えたくありません。
Mac OS Xを最新の10.5にしたはいいものの、一番の目玉・純正リアルタイムバックアップ「Time Machine」を使うのには、手持ちの外付けHDD(Micronetのmini mate、160GB内蔵)では問題がありました。
- 動作音、とくに回転音がうるさい。
- 容量に不安あり。
リアルタイムバックアップをかけるには、大容量のHDDを常時点けっぱなしにしておかないといけません。HDDの動作音には、回転音とシーク音があって、ぼくのmini mateに入っているドライブの場合、前者が大きいのです。とてもとても常時点けておく気にはなれません。さらにぼくは、メンテナンスなどのために、Intego Personal Backupを使って、起動可能なクローンバックアップをとっています。このための容量も必要です。
そこで、mini mateの内蔵HDDを交換することにしました。調べてみると、次のことがわかりました。
- mini mateの開腹は簡単
- おそらく、こちらの記事が一番明快だと思います。フタを外した後は、コネクタを外す→基板のねじ止め2箇所を外す→HDDを基板まるごと外す→基板を裏返す→ねじ止め3箇所を外す→基板直付けのコネクタを外す。
- mini mateの採用ドライブは玉石混交
- E-ATAの3.5インチが1基入っています。シリアルATAではありません。ただし、特定ベンダの特定ドライブを使っているわけではないようです。ぼくのは、再生品専門メーカーのものでした。一応2005年製ですが、これは再生検査が終わった年と思ったほうがよさそう。ジャンパピンの差し方と回転音の大きさからして、一昔前のSeagateのを再生したのでしょう。
- mini mateにはファンがない
- つまり、静かなHDDを詰めれば、即静かにできることになります。
ここまでの情報をもとに、新しいベアドライブを買いに行きました。ぼくが住む桑名で自作系パーツを買うとなると、エイデン内のコンプマートくらいしかありません。まっすぐエイデンに向かうと、ATA100/133の3.5インチは、日立の定番品?・HDT7250xxVLAT80と、Seagateの垂直記録型・ST3xx0620Aを置いていました。この手の定番品なら、大須や名駅まで行かずとも用が足りそうです。一時、静かさといえば富士通や日立が重宝されて、Seagateは速いがうるさい、という評価がありましたね。そこのところを店員に聞いてみると、「静かさでは、日立は実績申し分なし。Seagateは、Maxtorを取り込んで以降改善著しい。垂直記録版も初期の評判は上々で、日立との比較もこれから出そろってくるでしょう」とのこと。容量は、あえて320GBに抑えました。円盤枚数を抑えれば(320GBは2枚)、動作音も発熱も少ないだろうと考えたのです。結局、Seagateの320GB(ST3320620A)を買ってきました。帰って調べてみると、このST3320620AもBarracudaを名乗っています。もう10代目になるんですね。昔は憧れの高速ドライブだったんですが(ただし爆音?)……。
帰って、ST3320620Aをmini mateに詰めて、1394外付けドライブとして認識させます。回転開始の初動音だけは大きめですが、回転を維持する音もシーク音も静か。しかも、一定時回転停止機能(一般ユーザは設定選択不能らしいですが)が効いているようです。これは当たりかも。Seagateといえば、わが家のHDDビデオレコーダ・東芝RD-XS40の内蔵HDDもSeagate(ST3120020A)でしたね。これはとにかくうるさくて、これを書きながら「今の動作音はどうだろう」と耳を澄ませても、RDの音しかしない状態でした(笑)。こっちも交換してしまいたいところですが、相性がえらくシビアで、ST3120020Aでないとダメなようです。クラッシュしたら、遊んでみますかね。
クローン用には、ロジテックのLHD-PBE80U2(2.5インチUSB外付け)を、ヤマダ電機の在庫特売で確保しました。Power PC Macだと、外付けHDD起動は1394でないとダメでしたが、Intel MacならUSBでもOKなんですよね。実際、問題なく起動してくれました。2.5インチなので、アダプタ不要ケーブルすっきりで、しかも静か。さらに、OS X 10.5非対応になってしまった日本語IMを、対応版にアップデート。フォルダをリネーム時のFinder強制再起動がいやだったんですが、その解決だけでなく、起動がかなり速くなりました。今月は、OS X 10.5そのものから始まって、かなり散財しましたね。取り外した160GBを売り払おうと思っていたのに、フォーマット→ゼロ書き込み中に亡くなったようです。データ消失はなかったからよいようなものの……ううむ。