ぱふぇ丼!過去ログ置場

2002年2月〜2010年春まで、主にHello! Projectに関する日記をつけていました。これは、その過去ログです。



158円の片腕

マジックハンドの使用例

MRI検査の空きと診断結果配送の都合で、指定開業医による確定診断はまるまる1週間延びてしまいました。開業医〜大病院の分担そのものはよいことに違いありません。後々のリハビリを考えると、職場に近い開業医の方が通いやすいですからね。けれど、この診断に限っては、分担の徹底が裏目に出たようです。今わかるのは、骨折も半月板損傷もなく、じん帯が傷んでいること。来週こそは、そのじん帯の痛み具合がわかると信じます。

MRI検査が終わったので、固定方法が簡易装具からギプスにかわりました。股下10cmからかかとまで、ガッチリ固められました。装具よりも安心度は上です。ただ、装具と違って、姿勢を完全に固定するため、ズボン類の脱着には苦労しています。写真は、以前職場で実験補助用に買ったハンドです。1本158円。こいつでズボンの右裾を拡げてやれば、介添えなしでいけます。あなどれません。

装具

ギプス生活3週目に突入です。今日の診察で、2週間後には装具に切り替えることを教えてもらいました。カミさんの出産予定日までには間に合いそうです。

PCL用装具の注文をして。今日のうちに採寸しといて。

医師→看護師の指示を覚えていたので、帰ってからどんな装具なのか検索してみました。

「PCL」とは、(今回切れたという)後十字じん帯のことのようです。これまでは、色々な症例をネットで見るのが怖くて、この手の検索はほとんどしないでいたんですが、今日は試してみました。や、出てきましたよ、ごついのが

先生は「プロスポーツ選手でない限り手術はしない」と言っていましたが……実は、手術自体が非常に難しいんだそうな。ひざ専門の整形外科医がいる大病院でない限り、手術したくてもできないというのが実情みたい。なので、今回のうちの先生のような「極力手術はしない」派と、大病院を紹介して積極的に手術に持っていく派と、街の整形外科医の見解は大きく分かれるようです。何だか、扁桃腺切除みたいですね。小児科医は切除派と残す派で真っ二つ、大人になると手術の難度が非常に高くなる、など、じん帯損傷とよく似ています。ぼくは扁桃腺肥大持ちですが、子供時代のかかりつけ医が残す派だったので、いまだに数年にいっぺんは扁桃腺炎で高熱を出します。

また、切れ具合や他の部分の傷み具合によっては、(公的な身体障害認定がとれるレベルの)重い後遺症もあり得るようです。ただ、ぼくの場合は、後十字じん帯以外は全て無事(単純損傷)です。単純損傷の場合、筋肉を鍛えてひざへの負担を減らしてやれば、よほどの肉体労働やスポーツでない限りは装具がいらない(=身体障害認定を回避できる)ように持っていけるとのこと。これも、先生の診断とつじつまが合っています。

今は、とにかく、あと2週間のギプス生活をおとなしく乗り切って、装具切り替え後には運動して(まずは無難に水泳でしょうね)、装具に頼る場面を少しでも減らすことを考えます。