ベビー服でリボンというと
育児用品大手・コンビのベビー服ブランドに、「リボンキャスケット」というのがあります。コンビの懸賞に当たった縁で、カミさんはたまにここの通販で買い物をしています。
ところが、「リボンキャスケット」のペアルックは……こんなのや こんなのや……娘はともかく、37歳のカミさんに着せるにはかなりキツい、超若向けのデザインをしています。なので、うちで「リボンキャスケット」ブランドを買うのは、よだれかけ程度です。
で。ベビー服というと……我らが?辻さんの新ブランド、「Baby & Ribbon」。今日まで、ブログでのお披露目記事を読みに行っていなかったんですが……「リボンキャスケット」どころの話じゃないぞ、こりゃ……。歳の差を感じ、愕然としています。のんちゃん、ごめんよ……お父ちゃんには無理だわ、これ……。『辻ちゃんデザインの服なら、試してみたいな』なんて言っていた、うちのカミさん(37歳)にこのページを見せたら、何と答えるんだろう……。見せようと思って声をかけたら……娘がぐずってそれどころではありません。
ここまでは「育児」カテゴリーっぽいんですが……続きは、(往年の?)ハロプロテキサイ色強めです。
デザインの件は、ジェネレーションギャップで片付けるとして。
商業面でこの服を考えると、(業界の信用だけでなく、既存のハロプロファンの士気も削いだ)例の休業での損失を、そことは関係ない若いママさん達からの注目を勝ち取って取り返す作戦といえるでしょう。これは、失地を別天地で補う、良策だと思います。杉浦さんが育児誌に出て連載を持った……その仕事が、ここでつながるんですからね。リカバリーとしてはベストですよ、これ!実際、うちのカミさん(ライトにハロプロが好きで、育児に苦労している新米ママのひとり)は、今の辻さんの、母親としてのパワーと、ママタレントとしての活動に対して、非常に好意的です。ただ……それだけに、元テキサイ系ハロプロファンの目線で見てしまうと、ベストなだけに複雑な気持ちになります。微妙な乙女心(きしょっ!)。
複雑な気持ちになるのは……経営陣が望む、新生ママタレント・辻希美のターゲット顧客は、(ぼくのような)微妙な乙女心で拗ねている面倒なオールドファンではなく、カミさんのようなライトなママさん層なのだ、と思えるからです。けれど、それくらいの方がいいんです。例えば、ミカさんは、ハロプロ脱退後、しばらく日本で歌っていました。事務所へのけじめがあるためか、お父様のジャズステージに帯同する形に限られていました。が、その彼女やお父様の演奏に、「いかにも」なハッピで見える方も一部いらして、「こりゃ、アイドル時代のファン関係を清算しないと、ボーカリストへの転身は難しいだろうな……」と思っていました。その後、彼女は実際に日本を去りました。転身には犠牲が必要なのかな……と感じた出来事です。
なので、辻さんの服の件も、理屈ではかなり正しそうだな、と納得できます。それだけに、「自分も清算される側に立ったのかもな……」という複雑な思いが浮かぶのです。結婚やら何やらで、自分からは距離を置くようにしてきましたが、向こうからも距離をとられたのかな、と感じるさびしさは、また別のものです。ライトな層もディープな層も、(たとえ逃しても)一定量は掴み続ける……ジャニーズ系がうらやましいな、とふと思いました。って、それは他人の芝生だから?